Top Message代表挨拶
FPGAのプロフェッショナルとして、
世界有数の技術力を提供します。
代表取締役篠田 義一

理想を実現する高度なFPGA COMPUTINGを目指して
21世紀のIoT町工場と考え2016年に新横浜の地で「FPGA COMPUTING」専業として起業した当時は、FPGAに対する期待が低い時代でもありました。
5Gの登場やIoTという分野の登場により、処理の低遅延化が技術課題となり、FPGAが持つ、プログラマブルなハードウェア処理が着目されました。
ベクトロジーが長年にわたって研究してきた「専用演算器」による「超低遅延」を実現する「FPGA COMPUTING」技術に注目が集まり、リアルタイム処理が可能な8K解像度のVR装置の研究開発、放送機器向けの8K映像処理装置、AIを用いたリアルタイム8K画像処理、量子コンピューティング、組合せ最適化問題(SAT)、ネットワーク機器、車載機器、工作機械、検査装置、医療機器など多岐にわたり、FPGA COMPUTINGの考え方を採用して頂きました。
FPGAによる高度な処理には、高度な数学の知識から始まり、大電流を取り扱う電源技術、放熱技術、RF関連技術、高速伝送路関連技術、超微アナログ信号関連技術、基板設計能力、筐体設計、規格系インターフェイス技術、OS関連技術など多岐にわたります。それらの技術もベクトロジーのエンジニア達は果敢に挑戦し自社技術として確立しています。
最大限のパフォーマンスを発揮できる環境づくり
高度な技術を保有するエンジニア達が最大限力を発揮できる環境を整える為に、創業当時から続けている方針があります。
・業務に集中できるようにパーティションで仕切られた広い自室スペース
・無用な連絡を絶つために外線・内線電話を置かない
・書籍や実験備品などの少額であれば承認なしで購入する
・研究開発や調査したらドキュメントを作成し残し社内公開する(NDAの範囲内)
特にドキュメント作成に注力し、熟練エンジニアが作成したドキュメントから教わりながら新しく入社したエンジニアでも短期間で開発成果をだし、また新人エンジニアが分からなかった内容を調査したドキュメントを残すことで更に蓄積サイクルが常時発生できる環境に注力しています。 この技術蓄積がベクトロジーを世界有数の技術力を維持し発信しできる担保になっています。
蓄積した膨大な開発経験や様々なインターフェイス規格に精通した観点から先を見越した研究開発計画を立てて、お客様の「将来の開発計画」に「先行開発」や「膨大な開発経験による技術カクテル戦略」でお応えすることで、多方面のお客さまに好評を頂いております。
弊社の「FPGA COMUPUTING」技術でお客様の未来の製品実現を是非お手伝いさせてください。
Services事業内容
ベクトロジーはFPGAに特化した製品開発、サービスの提供を⾏っております。
最新のFPGA技術を⽇本国内で早期に情報収集と研究実験を⾏い、
FPGAを使い切る技術と最新の情報を共にお客様にご提供できる体制を整えております。
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FPGAコンピューティング
スーパーコンピューティングCPU・GPUでは達成不可能な演算処理をFPGAで低消費電⼒・低レイテンシーを実現します。
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特殊センサーソリューション
⾃動運転向け低レイテンシーセンサー信号処理システム、医療機器向け特殊センサー、検査機器向けX線等、あらゆるセンサーとFPGAを接続します。
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FPGAボード開発
最新のXilinx-FPGAの基板開発を致します。
放熱、電源、筐体を含めた設計をお請けし、確実な動作をお約束します。
Outline会社概要
会社名 | 株式会社ベクトロジー(Vectology, Inc.) |
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マネージメント チーム |
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創業 | 2008年12月 |
設立 | 2016年1月 |
資本金 | 999万円 |
所在地 | 〒222-0033 神奈川県横浜市港北区新横浜2-14-27 新横浜第一ビルディング7階 |
History沿革
- 2009年汎用ベクトルプロセッサ(行列演算器)の検討
内部制御用の極小マイコンのIPが完成 - 2010年FPGA専用ベクトル演算器の検討
消費電力測定の研究用にFPGA/ASIC共用ができる汎用CPUを提供
CPUなしでUARTから文字列で制御が可能なIPが完成 - 2011年ジュリア集合専用演算器をSpartan3に実装
汎用FPGAに汎用演算器の実装を諦め、専用演算器の実装に方針を変更
廉価・小規模FPGAで250MHz動作を達成し、演算能力もデスクトップPCを超える結果を達成
AXIに直結可能なDVI出力できるグラフィックIPが完成 - 2012年Xilinx社 Virtex-6 LX760を4発使用したシステム
最大400MHz、室温(25℃)では350MHzで安定運転を達成
350MHz、686Gopsで動作させ、1920x1080x60fpsを汎用のCPU/GPUでは達成不能なレイテンシで達成 - 2013年ASIC向けEDAツールのベンチマーク
ジュリア集合体専用回路を更に巨大(約1億Gate)にして16nmプロセス向けに再構築して提供
2GHz、5Tops超えの配置配線結果を実現 - 2014年C言語から専用演算回路への落し込み
高位合成に頼らない高品位の移植を目指し変換作業の依頼が増加
FPGAに実装できない相談などを引き受け、更に経験を蓄積 - 2015年株式会社化の準備
- 2016年PCI-SIGに加盟
株式会社設立 - 2017年EICに加盟
ザイリンクス社の16nm UltraScale+ VU3Pを搭載したFPGAコンピューティングプラットフォーム
「DATA BRICK」をパルテック様と共同開発
事業拡大に伴い、神奈川県横浜市港北区新横浜3丁目から神奈川県横浜市港北区新横浜2丁目に事務所移転 - 2018年世界初NTTドコモ様向け5G8K360度リアルタイムVR(2D)をパルテック様と共同開発
事業拡大に伴い、神奈川県横浜市港北区新横浜2丁目から同町内に事務所移転
MIPIに加盟 - 2019年世界初NTTドコモ様向け5G8K360度リアルタイムVR(3D)をパルテック様と共同開発
車載関連FPGAの受託開発を開始
量子コンピュータ関連のFPGAによるシミュレーション研究を開始 - 2020年慶応義塾大学(天野研究室様)、東北大学、神戸大学など多数アカデミック向けFPGA製品の開発
日本放送協会様向けTV放送用装置・VR映像処理製品の開発 - 2021年EV車向け、車両統合制御電子機器(VCU)の開発
M-KUBOSとALVEO(HBM2搭載FPGAカード)を組み合わせ、HPFC(High Performance FPGA Computer) を
パルテック様と共同開発 - 2022年事業拡大に伴い、神奈川県横浜市港北区新横浜2丁目から同町内に事務所移転